Windows・Mac・ブラウザからの接続を網羅的に解説
AWS EC2を使い始めたとき、多くの人が最初につまずくのが
**「結局、どの方法でEC2に接続すればいいの?」**という問題です。
- Windowsから?
- Macから?
- ブラウザだけでできる?
- Amazon LinuxとUbuntuで違うの?
公式ドキュメントを見ると情報量が多く、初心者には少し分かりづらい構成になっています。
この記事では、AWS公式ドキュメントをもとに、EC2への接続方法を初心者向けに整理します。
この記事でわかること
- EC2へSSH接続する前に必ず必要な準備
- WindowsからEC2へ接続する方法
- MacからEC2へ接続する方法
- ブラウザ(AWSコンソール)から接続する方法
- Amazon Linux と Ubuntu(その他Linux)の違い
- 「結局どれを使えばいいのか」の判断基準
EC2へSSHで接続する前に必ず確認すること(共通)
以下は共通で必要です。
インスタンスが起動していること
EC2コンソールで対象インスタンスの状態が「実行中」になっていることを確認します。
起動直後はSSH接続できるまで数分かかる場合があります。
秘密鍵(キーペア)を持っていること
インスタンス作成時に指定した キーペア(.pemファイル) が必要です。
- このファイルを紛失すると、基本的にSSH接続はできません
- 再ダウンロードもできないため、必ず安全な場所に保存してください
セキュリティグループでSSHが許可されていること
セキュリティグループのインバウンドルールに以下が必要です。
- タイプ: SSH
- プロトコル: TCP
- ポート: 22
- ソース: 自分のIPアドレス(推奨)
※ 0.0.0.0/0 は学習用途以外では非推奨です。
EC2のOSごとのデフォルトユーザー名
SSH接続時には「ユーザー名」が必要です。
これは インスタンスのOSごとに決まっています。
| OS | デフォルトユーザー名 |
|---|---|
| Amazon Linux / Amazon Linux 2 | ec2-user |
| Ubuntu | ubuntu |
| RHEL | ec2-user |
| CentOS | centos |
WindowsからEC2へ接続する方法
Windowsでは主に次の2つの方法があります。
- PowerShell(OpenSSH)
- PuTTY
方法① PowerShell(OpenSSH)で接続する(推奨)
Windows 10 / 11 では標準で ssh コマンドが使えます。
Amazon Linux の場合
ssh -i C:\path\to\key.pem ec2-user@パブリックDNS
Ubuntu の場合
ssh -i C:\path\to\key.pem ubuntu@パブリックDNS
初回接続時は「接続を続行しますか?」と聞かれるので yes と入力します。
方法② PuTTYで接続する(昔からの定番)
PuTTYを使う場合、秘密鍵の変換が必要です。
手順概要
- PuTTYgenで
.pem→.ppkに変換 - PuTTYでSSH接続設定
- EC2へ接続
PuTTYはGUI操作が中心なので、コマンドに慣れていない人には安心感があります。
MacからEC2へ接続する方法
Macは標準でSSHが使えるため、最もシンプルです。
事前準備:秘密鍵の権限変更
chmod 400 ~/path/to/key.pem
Amazon Linux の場合
ssh -i ~/path/to/key.pem ec2-user@パブリックDNS
Ubuntu の場合
ssh -i ~/path/to/key.pem ubuntu@パブリックDNS
これだけで接続できます。
ブラウザからEC2へ接続する方法(EC2 Instance Connect)
「ローカル環境の設定が面倒」という場合は、
AWSコンソールから直接ブラウザ接続も可能です。
特徴
- 秘密鍵不要
- ブラウザだけで完結
- 学習・検証用途に便利
手順
- AWS管理コンソールでEC2を開く
- インスタンスを選択
- 「接続」ボタンをクリック
- 「EC2 Instance Connect」を選択
- 「接続」をクリック
数秒でブラウザ上にターミナルが表示されます。
※ すべてのAMIが対応しているわけではない点に注意してください。
結局どの接続方法を選べばいい?
迷ったら、以下を基準にしてください。
Macユーザー
→ ターミナル + SSH(最優先)
Windowsユーザー
→ PowerShell + SSH(おすすめ)
→ GUI派なら PuTTY
とにかく簡単に触りたい
→ EC2 Instance Connect(ブラウザ)
まとめ
EC2への接続方法は複数ありますが、重要なのは次の3点です。
- OSごとにユーザー名が違う
- 秘密鍵とセキュリティグループが最重要
- 「環境に合った方法」を選べばOK
最初は戸惑いますが、一度接続できれば流れはシンプルです。
この記事が「EC2にどうやって繋ぐか分からない問題」の整理に役立てば幸いです。


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