事象
Gemini CLIにて、model設定をautoにした状態かつ、2.5flashのモデルが自動選択された場合のレスポンスで、
「ℹ⚠️ Response stopped due to recitation policy.」が発生し、何も出力せずに処理が終了しました。
(Gemini CLIへのプロンプト入力待ち状態に戻った)

Web検索をした結果を出力に含める場合に頻繁に出る傾向があります。
「Response stopped due to recitation policy.」の原因
recitationというエラーが出た理由は、「モデルが訓練データ等からほぼそのままの出力をしようとしたため、著作権やライセンス上問題となる可能性のある内容を検出して出力を止めた」ようです。
画像生成でポケモンそっくりな出力をして著作権侵害を疑われるなどの問題が世間で言われていましたが、文章や音声でも同様ですね。そういう対策をGeminiの内部処理として行なっているのでしょう。
temperature を低く設定して固定的な出力を狙ったり、反復する定型文を多用したりすると、モデルの出力の多様性が減り、学習済みのパターンに近づきすぎて同様のブロックが起きやすくなるという報告をしている方もいました。
対策
- プロンプト冒頭に「原文をそのままコピーしないで下さい。必ず自分の言葉で書き換えて下さい」といった条件を付ける。
- モデルをproに変更する
経験則でしかないですが、proモデルではこのエラーがでたことはありません。
Gemini cliの場合は、プロンプト入力待ち状態で、「/model」と入力するとautoやproを変更できます。

参考

No response due to RECITATION finishReason
Hi, I was creating a personal agent using gemini-1.5-pro-preview-0409 to refactor user code based on some coding standar...

"candidate was blocked due to recitation" error API gemini
I'm making a automation bot in a site, using pupeteer and AI gemini API to solve the questions and return the solution f...


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