こんにちは。今回は「資産2000万円で実感できるR > G」というテーマでお話しします。
トマ・ピケティ氏の有名な理論を聞いたことがある方も多いと思います。
実際に資産2000万円を築くとどうなるのか、どんな変化が起きるのか。私自身の体験を交えながら解説していきます。
R>Gとは?

まずは「R > G」という考え方について簡単に整理します。
経済学者トマ・ピケティ氏が著書『21世紀の資本』で提唱した式で、以下のように表されます。
- R(Return)= 不労所得収益率(資本収益率)
株や不動産などの資産から得られるリターン(配当、利子、家賃収入など) - G(Growth)= 経済成長率
労働による所得の伸び、経済全体の成長スピード
式が示すのは「資本から得られる収益率は、労働による成長率を上回る」という事実です。
つまり、働いて給料を増やすより、資産を持って運用する方が豊かになりやすい、という考え方です。
そのため、資産を投資に振り向ける量を増やしていくことで、リターンを最大化することができます。
資産2000万円で起きること
では実際に2000万円という資産規模に到達して、R > Gをどう実感できるのか。
ポイントは大きく3つです。
1. 年間資産の増加を実感できる
2000万円をS&P500やNASDAQ100などの主要インデックスに投資し、過去の平均リターン(年10〜14%程度)を参考に運用すれば、年間で200〜280万円程度の資産増加が期待できます(値上がり益を再投資した場合)。
私がメインで投資しているS&P500は、過去10年の年率リターンは約10.2%です。
インデックス投資の場合、配当利回り自体は1 – 2%前後と控えめですが、資産全体の値上がり益を再投資することで、複利的に資産が増えていきます。
2000万円という規模になると、年率7%のリターンだとすると、年間140万円の利益を得ることができます。
月10万円以上なので、人によっては、住居費を賄えたり、食費+通信費を賄えるなどのインパクトがあります。
まだまだ老後不安などで仕事を辞めることはできないですが、定年より前に退職する未来も見えてくる金額です。
2. 複利の力で資産が勝手に増える
2000万円規模になると「配当金を再投資するだけで資産が加速的に増えていく」という段階に入ります。
例えば利回り5%で運用すれば、2000万円が3000万円になるまで約8年。利回り7%なら6年、10%ならわずか4年ちょっとで到達します。
追加投資をしなくても資産が成長していくため、働かなくてもお金が増える感覚を実感できます。
これがR > G最大の感動ポイントです。
以下は、初期投資2000万円で、積立投資をせず30年、年率7%で運用した場合の結果です。

1.5億という金額であり、30歳で2000万円ある場合は、FIRE(経済的自立、早期退職)が視野に入ってきます。(もちろん何歳であっても2000万円の破壊力はすごいです。)
3. サテライト枠の投資に挑戦できる
インデックス投資だけだと、刺激が少なく、せっかく投資に興味を持ったならと、しっかり勉強していろんな商品に挑戦したくなるのもこの頃です。
2000万円の資産があると、その1割=200万円を「サテライト枠」としてリスクの高い投資に回す余裕が生まれます。
例えばビットコインなどの仮想通貨やレバレッジETFといったハイリスク商品も、「半値になっても全体の5%程度の損失で済む」と割り切れます。うまくいけばリターンも大きく、資産全体にインパクトを与えることができます。
私の体験談:資産2000万円に到達した瞬間
ここからは、私が実際に2000万円に到達してR>Gを実感した体験を紹介します。
- 妻子持ち、20代後半
- IT企業勤務
印象的だったのは、毎月の資産増加で生活費の一部を補えると実感できたことです。
私は、毎月15万円を投資に回していました。(ボーナスは全投入で合計月32万円程度)
最初の頃は配当金も数百円程度で、ほとんど意味がないように思えました。
ですが、積立設定をして日々仕事を頑張っているといつの間にか資産が増えていました。
生活が単調でこのままでいいのかと疑問が定期的に起こります。
また、暴落時はモチベーションを保つためにYoutubeで資産系の動画を定期的に見ながらコツコツ積立し続けていました。
このように、経済状況、心理的に積立投資継続の危機というものは発生します。
危機の波を一つ越えるために知識で武装し、波を越えることで経験を積み重ねて今に至ります。
資産2000万円は再現性があり、誰でも到達できる2000万円ですが、その過程で磨かれる自分自身がいちばんの財産だなと思います!
資産2000万円の内訳
私の2000万円到達時点のポートフォリオは以下のような構成でした。
- NISA:72%(投資信託 eMAXIS slim S&P500,オルカン)
- 自社株:13%
- 現金:15%
最初は知識不足で、高配当株や、個別株、レバレッジ商品など、色々手を出して迷走していましたが、
コツコツ投資信託に移し替えて今に至ります。インデックス投資信者です。
Youtubeのインデックス投資に関するの動画や、以下の名著を読み、疑問が完全に解消されたため選択しました。
投資を起点に人生が好転すること間違いなしの名著であり、なぜインデックス投資なのか?を過去のデータから解説してくれます。
読書が苦手な人でもすらすらと読める本なので、購入してみてください。
インデックス投資に限らずですが、中途半端な戦略を取るよりきちんと軸を決めて初志貫徹する方が、長期的には伸びると思います。
この辺は好みと、自分の理解度やリスク許容度などで調整する必要がありますね。
資産形成にかかった期間と方法
2000万円に達するまでにかかった期間は約4年。2021年に投資を始め、2025年に達成しました。
資産形成の方法は、明治時代の投資家・本多静六氏の「貯蓄三原則」を参考にしました。
- 給料の1/4を強制的に貯蓄
- ボーナスは全額投資
→ 臨時収入は生活費に使わず、すべて資産形成へ。 - 配当金はすべて再投資
→ 生活費に使わず、さらに資産を拡大。
この「自動的に貯める仕組み」を徹底し、苦しい時期もありましたが継続できました。
努力する報酬がないのが一番辛いです。ただ、今の10万円は、複利5%で30年後の42万円と思って、未来を見据えて頑張りました。

30年後に40万円稼ぐより、今10万円稼ぐ方が簡単だと思ったので、続けられました。
資産2000万円を超えて起きた変化
資産2000万円に到達すると、仕事や生活に対する意識も変わりました。
- 仕事の選択肢が広がった
経済的な安心感があることで、いつでも仕事を辞められるという心の余裕が生まれました。 - 節約のストレスが減った
資産が増え続ける段階に入ったので、極端な節約をやめました。無駄遣いはしないものの、必要な出費には気持ちよくお金を使えるようになりました。
ただ、節約根性が身に染みていたので、お金を使えるようになるまでの訓練が必要でした。
精神的な余裕と同時に資産を増やすだけでなく、守りも意識するようになりました。
まとめ:2000万円はR>Gを実感できるターニングポイント
資産2000万円は、精神的な余裕をくれ、自己成長の威力を実感させてくれます。
- 年間収入で100万円が見える
- 複利で資産が自動的に成長する
- 仕事や生活の選択肢が広がる
私自身、この段階で「働かなくてもお金が増える」実感を得ました。まさにR > Gの法則が自分の人生で現実になった瞬間です。
資産家への道を一歩踏み出せたかと思います。
これから資産形成を目指す方は、まずは2000万円を一つの目標にしてみるといいと思います。
遠いようでいて、感情に流されない仕組み(=NISAの自動積立設定)をすれば着実に到達できます。



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